医療課
安心してお過ごしいただくために
毎日の健康管理をはじめ、体調不良やケガなどに対して適切な診断・処置・処方を行っています。最大限の安心をお届けできるように努めております。
医療課は常勤医師1名、非常勤医師2名が勤務しています。
主な業務内容は、施設に入所中の方の健康管理や治療、短期入所者の入所時の診察、通所リハビリテーション(デイケア)ご利用者の診察、また訪問リハビリテーションを利用されておられる方の定期的な診察などに従事しています。
施設に入所されている方は、平均年齢が 85 歳とかなりのご高齢であり、中には数名100歳を超えている方もおられます。ほとんどの方が何らかの慢性疾患を抱えており、日常生活において専門職による健康管理を必要とする方々ばかりです。
ここ1~2年に限ってみても、入所者の高齢化は一段と進み、要介護度や医療ニーズも高くなってきております。
超高齢社会の到来と共に、今後この傾向はさらに進展すると想定されます。
看護係
にこやかに、個性豊かに美しく
ご利用者の方の健康を管理し、心身機能の改善とともに快適な生活を送るための援助に努めています。
1) ご利用者の健康管理と予防ケア
- 医師の診療介助
- 健康チェック(血圧・脈拍・体温・全身状態の観察)
- 薬管理・配薬(定時・臨時処方薬の処理・配薬準備〜内服確認・貼用薬・点眼薬)
- 処置(傷・皮膚疾患・人工肛門)
- 感染症予防(感染症の見極め・予防対策・予防接種・発症時の対応)
- 食事量・飲水量の観察調整
- 経管食・半固形栄養食管理
- 嚥下状態の観察
- 体重変化の観察
- 排泄の観察・コントロール
- その他食事介助、シーツ交換、排泄介助
2) ご利用者の体調悪化時の対応
- 病状変化・受傷時などの見極め(緊急度に分けて対応・医師への報告)
- 急変時対応(救急車の要請・医師への報告・ご家族への連絡・到着まで緊急時対応処置)
3) ご利用者の健康状態全般について、医師不在時は随時ご家族へ説明報告
以上の業務内容を効率良く進めるためリーダーと処置業務に分け、内容によっては他職種との連携を図りながら行っています。
介護
利用者の方と心の信頼関係を結びます
介護は「良い人間関係」をつくるところからはじまります。
まず、ありのままを受け入れ、ご利用者の方一人一人の価値観や主体性を尊重していきます。
デイケア
デイケアでは、在宅介護を応援します。
在宅での自立生活を支援する為、地域密着型のデイケアを目指し、港北区全域と都筑区一部を送迎範囲としています。
看護師による健康チェック(検温と血圧測定)後、入浴や、リハビリを開始します。入浴は家庭にあるような一般浴と、座ったままや、寝たまま入れる特別浴があり、身体機能に合わせ安心してご入浴いただけます。昼食を召し上がって頂き、午後からは集団での体操やレクリエーションを行っています。個別のレクリエーションとして書道や張り絵など、その方に合った工作等も提供しています。
2階
介護業務は専門性を持ち、ご利用者の生活が豊かになるよう個々にあった関わりを常に考えながら行うことが大切です。このことを踏まえ、私たち療養支援課では食事・排泄・入浴などの基本的な介護だけではなく、日々の楽しみとしてレクリエーションや、生活リハビリとしての体操などを日課として行っています。ご利用者がいつまでも自立した生活を送れるよう、生活の中でできるリハビリ(生活リハビリ)を考えながら業務にあたっています。
また、ご利用者との関わりだけでなく、これからの介護の担い手となる専門学生の実習の受け入れも行っています。実習生に対して、実際に介護技術のコツを教えることや、仕事の楽しさなどを伝えることも行っています。
介護職員は業務を行うにあたって、業務を単なる作業として行うのではなく心のこもった「介護」になるようひとつひとつの関わりを大切にし、声かけや気配りを行い、ご利用者の日々の生活が楽しいものになるよう業務にあたっています。
3階
まず第一に考えていることは、ご利用者一人ひとりがその方らしい生活を、いかに安全に送ることができるかということです。お食事のお手伝いやトイレへの誘導、移動や、移乗介助、入浴介助、心地よい睡眠時間の提供といったように、身体的な支援を中心に、安全で快適な施設生活が過ごせるように日々勤めております。
また、ご利用者からの意見や要望も多数聞かれます。一言ひとことに耳を傾け、信頼される存在であり続けられるようにコミュニケーションのひと時を大切にし、精神的にも安心して過ごせるよう、サービスの提供に努めております。
リハビリテーション課
「動く」心と体をつくるお手伝いをします
いつも楽しく、時に厳しく。
メリハリのあるリハビリを目指します。
ご一緒に元気な心と体を作りましょう。
- 1.ご利用者に直接提供する訓練
- 2.在宅生活支援
- 3.質の良いサービス提供を目指した他職種との協働に分かれます。
作業療法士・理学療法士は、機能訓練室と訪問リハビリにて運動療法を提供しています。
機能訓練室では、入所の場合週2〜3回、集中的に行う時期(入所から3ヶ月以内)の方には週6回の訓練日があります。必要に応じて家屋改造指導など、在宅生活の継続への支援も行っています。
訪問リハビリでは担当ケアマネージャーと協力して、更に在宅生活と密着した運動訓練を提供しています。
言語聴覚士は言語・嚥下機能に障害をお持ちのご利用者に対して、適宜評価・訓練を提供しています。
音楽療法士は入所・デイケア・グループホームのご利用者に対し、音楽を通じて身体・精神面での活性化を促すようなアプローチを行っています。
施設内においてはケアカンファレンス・入所判定会議、部内会議、施設外においてはサービス担当者会議などに出席し、その席で他職種と多くの意見交換を行うことで、個別性・質の高いサービス提供ができるよう心掛けています。
食事サービス課
食べる楽しみと喜びをいつまでも
個々に適した食事サービスを提供することで、ご利用者に食べる楽しみと喜びをいつまでも持ち続けていただけることを目指します。
食事サービス課では、”食べる喜びと楽しみをいつまでも持っていただくこと”を栄養理念とし、個々のご利用者の方に適した食事サービスを行っています。
主な内容として栄養管理・給食管理に分かれ、栄養管理ではご利用者の栄養状態を把握し、栄養ケア・マネージメントとして栄養ケア計画書を作成。
他職種と協力し、安定した食生活を過ごしていただくための栄養管理を行っています。
また、給食管理では、栄養を食事という最も身近な視点から考え、おいしいと感じていただける食事提供を心がけています。
支援相談課
入所から退所後までをモットーに
ご利用者とご家族に安心して在宅生活を続けていただけるようお手伝いをさせていただきます。また、他機関との連携を図り、地域に根付いた施設づくりを目指します。
当係では支援相談員が在籍し、ご利用者やご家族からの各種相談をお受けしています。
施設利用に関する電話相談や面談、施設見学のご案内、在宅復帰に向けたカンファレンスの開催や住環境整備等、様々な場面で介護生活のお手伝いをさせていただきます。
可能な限り訪問活動を多く行い、ご利用者の生活環境の中で安心してご相談いただけるよう心がけています。
また、老健の窓口としての自覚をもち、地域におけるチームケアの充実に向けて、市役所や地域ケアプラザ、医療機関や 70 ヶ所以上の居宅介護支援事業所等との連携のほか、ボランティア活動や小・中学生の福祉教育の受け入れも担当しています。
支援相談員として専門知識の研鑽に努めることはもちろんですが、皆様が安心してお話しいただけるよう「声が命の支援相談員」を合い言葉に、日々ボイストレーニングに励むことも支援相談員の使命です
薬剤課
すこやかな生活をバックアップ
ご利用者には、薬務課よりお薬をお出ししています。
薬の有効性・安全性を確保し、適切に使っていただけるよう、様々な工夫をこらしています。
当施設には高血圧・糖尿病・血管性の疾患・消化器系の疾患など、様々な病気のために薬を服用されている方がたくさん入所されています。薬の有効性・安全性を確保して、適正な使用を推進するため、処方された薬に関する副作用や併用している薬の相互作用の把握などを心がけています。また入所者の方の体質やアレルギー歴、これまでの服薬状況などの情報収集にも力を入れています。
薬務課では薬を飲みやすくしたり、服薬コンプライアンス(飲み忘れ、飲み間違いをなくす)を高めるために工夫をし、日々適正な薬物療法を提供できるよう努力しています。
また、ショートステイの方にご自宅から薬を持参して頂いたところ、たくさんの病院にかかっていたり、複数の科を受診しているために、同系統の薬を重複して飲んでいたり、相互作用のある薬を服用していたりと適正使用ができていなかった方もいらっしゃいます。在宅に戻られる時には飲み間違いのないように、調剤薬局での一包化、適正な【お薬手帳】の使い方などのアドバイスもさせていただきます。
総務課
潤いとやすらぎのある施設づくりのため
わたしたち事務職員が常に心がけていること。
それはご利用者の方やご家族にとってより良い施設であること。
そのための環境・雰囲気をつくることだと思っています。
総務課は事務係と業務係とで構成されています。
事務係の仕事は入所受付、利用料金の計算・請求・保険請求、介護用品の販売、文書管理、各機関との調整、施設内の庶務、職員労務管理全般などが主な仕事です。
業務係は、ご利用者の送迎、入浴介助、施設管理、夜の守衛業務となります。
総務課はご利用者の身体的介護をすることは少ない部署ですが、管理部門としての役割を担っています。
また、当施設を初めてご利用いただく皆さまの、電話や窓口での対応も重要な仕事です。
施設とご利用者・施設と職員の潤滑油となるべく、日々業務に励んでいます。